NOTE OF ODDSEY 04

わたしとつるが04市内各所で配布中です

2021年2月から、「わたしとつるが」というフリーペーパーを不定期で発行しています。にしんずし、めん、アーケードに続く4号目で取り上げたのは現在私が活動の中心地とする「博物館通り」。今回は、2月末から配布を開始した「わたしとつるが04」からあとがき(NOTE OF ODDSEY)を公開します。NOTE OF ODDSEYとは、長い旅(人生)の日記という意味。配布場所等はわたしのnoteをご覧ください。

気がつけば敦賀は、わたしにとって地元以外で一番長く住んだまちになっていた。仕事も同じく、一番続いている。一方で、地域おこし協力隊としてのスタンスやまちとの関わり方はすごく変化したと思う。良くも悪くも、どんどんよそ者ではなくなってきている。


氣比神宮の神前式では、宮司さんから「中今(なかいま)」という言葉についてお話しがある。

これは神道における人生観を表す言葉なのだが、過去と未来に広がる永遠の時間軸の中心にある今を「いかに生きるか」を重視することを言うそうだ。わたしという人生の中今を生きているのはもちろんのこと、視点を広げると、わたしは親族の中の中今と捉えることもできるのではないか。もっと言えば、まち、国、地球の中今と捉えることもできそうだ。そう解釈すると、「わたし」とはこれまで生きてきた人々が築き上げたものを未来に繋ぐ存在として、いかに生きるかを問われているようだ。そう思うと、なんだかキュッと身が引き締まる感じがした。同時に、「まちづくりとはこういうことなのかな」とわたしの中で腑に落ちた瞬間だった。