ドローンが豆腐を配達するまち 敦賀(ドローン配送実証実験の実施について)

 「スマホで注文した商品を、ドローンが自宅近くまで届けてくれる。」全国でも珍しい先進的な取組みが敦賀市で始まっています。

 令和4年1月20日と21日に敦賀市愛発(あらち)地区で1台のドローンが飛びました。一般的なドローンは空撮や測量を目的に飛行しますが、この日、愛発地区を飛んだドローンは、豆腐や卵、牛乳といった日用品を地元スーパーから自宅近くまで届けてくれます。

 敦賀市愛発地区は、市街地から少し離れたところにあり、高齢者も多く、地区にあった唯一のコンビニが廃業したことで、日用品などの買い物が困難になっていました。

 そこで、敦賀市は、令和3年11月10日に、セイノーホールディングス株式会社及び株式会社エアロネクストと「ドローンを含む次世代高度技術活用により地域課題の解決に貢献する新スマート物流の構築に向けた包括連携協定」を締結し、地域課題解決のため、ドローン配送を含むオンデマンド配送サービスや買物代行サービスの実証実験を開始しています。

 その実証実験の一環として実施された今回のドローン配送ですが、時折雪が吹き荒れる悪天候の中、注文した商品は大きなトラブルもなく無事に住民のもとに届けられました。

 今回のドローン配送は、2日間の実証実験ですが、過疎地域の高齢者など買い物難民の生活を支える取組みとして、令和4年度中の実用化を目指しているとのことです。

 なお、敦賀市では、ドローンなどの次世代高度技術による地域課題の解決に取り組むほか、子育て環境日本一を目指した手厚い子育て支援、移住支援金をはじめとする移住定住支援を進めております。また、2024年には北陸新幹線が敦賀まで延伸され、東京圏からもアクセスしやすくなり、物流や人流の要所となることが期待されます。そんな敦賀市でちょっぴり近未来な生活を送ってみたい方は、ぜひ敦賀市への移住をご検討されてはどうでしょうか。


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